弟や妹が生まれると、「上の子が赤ちゃん返りして大変…」というママのお悩みをよく聞きます。ただでさえ赤ちゃんのお世話で忙しく、しかも新生児の頃は万年寝不足状態。そこに上の子が今までなかったようなわがままを言い始めたらママはもうとにかく大変です。かまってあげたいんだけど、「ごめんね…」「ちょっと待っててね…」となってしまうのはしょうがないことだと思います。
そんな時は、赤ちゃんにベビーベッドを使用してみるのも解決方法のひとつかもしれません。今回は、ベビーベッドを使って上の子と接する時間を増やす方法についてご説明していきたいと思います。
赤ちゃんが生まれたとき、上の子は?
赤ちゃんがお家にやって来ました。上の子はフワフワな赤ちゃんが可愛い!と思う反面、大好きなママがとられてしまったような寂しい気持ちにもなり、複雑な思いを抱えていることも多いようです。上の子といってもまだまだ小さい子ども。あの小さい胸にそんな思いを抱えているのかと考えると親として切ないですよね。
赤ちゃん返りとは
弟や妹が生まれると、上の子が赤ちゃん返りをすることがあります。では「赤ちゃん返り」とはどのようなものなのでしょうか。
定義といたしましては
幼児が、ミルクを欲しがる、おむつをしたがるなど、赤ん坊に戻ったかのような行動をとること。母親など周囲の大人の気を引こうとして行うとされる。
(出典:デジタル大辞泉)
とされています。
赤ちゃん返りは、赤ちゃんに戻るという退行ではなく、自分を見て欲しいという感情から発生する行動で、ママの愛情・関心などを今の自分に求める必要な行動です。ですから、むしろ発達過程においての健全な成長だと言われています。
どうして上の子との時間が大切なのか
上の子にしてみたら、突然赤ちゃんがやって来て、自分の環境がガラリと変わってしまったのですから、当然ストレスを感じることになります。甘えやわがままのひとつひとつは、上の子からママへのSOSなのだと思ってください。
そのときに充分な対応をしてあげないと、上の子は大きなストレスや不安を抱えたまま成長していくことになり、もっと大きくなってから、溜まっていたものが爆発してしまうこともあるようです。大きくなってからの爆発は、小さい頃に比べてその後の人格形成に大きく影響を与えることになりかねません。
そのようにならないために、最初のSOSを見逃さないようにするのがとても大切だと言われています。
上の子との時間がとれない理由
しかし、実際は上の子との時間をとりたくてもとれないのも現状です。とてもよく分かります。
「なぜ上の子と接する時間がとれないのか?」を改めてまとめると、
理由1:赤ちゃんが泣いて寝ない
理由2:赤ちゃんが危ない
理由3:赤ちゃんのお世話に時間がかかる
等があげられると思います。
これらのことを全て解決できれば問題はなくなりますが、それが出来たら苦労はしませんよね。しかしどれかひとつでも、また少しでも緩和されたらママにも余裕が出来て、上の子との時間を作ることができるのではないでしょうか。
ベビーベッドを使うメリット
それでは、ここからベビーベッドを使うメリットについて解説いたします。
「赤ちゃんが泣いて寝ない」を解決するには
お昼寝環境を見直そう
新生児の平均睡眠時間は約16時間と言われているので、新生児の頃は一日の大半を寝て過ごすことになります。もちろん、お腹が空いて泣いたり、おむつが濡れたら起きますから、長時間続けて寝ているというわけではありません。しかしお腹をきちんと満たしてあげて、さらに熟睡してお昼寝できる環境を整えてあげれば、ママは上の子との時間が作りやすくなります。
お昼寝しやすいお部屋とは
お昼寝できる環境作りに欠かせないのがベビーベッドです。一般的に赤ちゃんがお昼寝しやすいお部屋とは、次のような条件を満たしているお部屋と言われています。
1.明る過ぎないお部屋。ただし昼夜逆転とならないために真っ暗は部屋はあまり望ましくない。
2.静かでリラックスできるお部屋。オルゴールなどの優しい音色はOK。
3.寒すぎず、暑すぎず、適温が保てるお部屋。
リビングの隣にお昼寝する部屋を作ろう
しかし、上の子が遊んでいたりと他の家族がいるリビングでこの3つの条件を満たすのは難しい場合が多いと思います。そんな時は比較的ママの目が届きやすいリビングに隣接するお部屋にベビーベッドを置いて、赤ちゃんがお昼寝する時はココ!というのを決めてみてはいかがでしょうか。
お昼寝部屋にはベビーベッドがおすすめ
リビングで遊んでいる上の子は赤ちゃんがお昼寝する度に言われた「寝ているから静かにしてね~」がなくなり、日中もストレスなく遊べるようになります。ベビーラックなどでも代替は可能ですが、隣の部屋に寝かすので始終目がいかず安全面にやや不安があります。
その点、ベビーベッドであれば落下等の心配も少ないので安心です。夜は寝室でベビーベッドをお使いになる予定であれば、キャスター付きのコンパクトサイズのベビーベッドにすると部屋間の移動も楽で大変便利です。
また、オルゴールなどの優しい音色は睡眠導入の効果があるとされているので、ベビーベッドにメリーを取り付け音楽を流すこともおすすめです。
「赤ちゃんの危ない」を解決するには
赤ちゃんの事故の危険性
赤ちゃんを怪我や事故などの危険から守るのは、言うまでもなくとても大切なことで、親の務めです。赤ちゃんが大きくなって動き回るようになったら別ですが、ねんねの頃の赤ちゃんに及ぶ危険として考えられるのは、赤ちゃんの落下や上の子との接触による事故などがあります。
ベビーベッドはどうして安全なのか
床に直接寝かせれば落下の危険はありませんが、上の子がいる場合は遊んでいるうちに誤って踏んでしまったり、おもちゃを落としてしまったりすることもあるので危険です。
その点ベビーベッドであれば、柵も四方にあり落下の危険性もなく安全で、上の子が遊んでいても踏まれたりする心配もありません。ママも赤ちゃんも安心するスペースを保つことができます。
上の子もお部屋で存分に遊べる
上の子が赤ちゃんを踏んだりしたら危ないと言いましたが、上の子にしてみたら、楽しく遊んでるのは邪魔されるし、ママから「危ないからやめて!」と怒られるしストレスが溜まっていることでしょう。そんな時は赤ちゃんをベビーベッドに寝かせてあげて、上の子が存分に遊べる環境をつくってあげてください。
「赤ちゃんのお世話に時間がかかる」を解決するには
おむつ替えは効率よく!
赤ちゃんのお世話で時間がとられているものは、やはり一日の中で何度も行う授乳とおむつ替えです。授乳に関しては短縮することは難しいですが、おむつ替えは効率よく行うことで時短することは可能です。
おむつ、おしりふき、汚物を捨てるためのビニール袋、替えの下着など予め一箇所にセットしておくと素早くおむつ替えを行うことができますよ。
ベビーベッドは収納できて便利
ベビーベッドはベッドの下に収納することができるので、おむつ替えセットを置いておくのにとても便利です。高さもママの腰や首が痛くならないよう工夫されているので、さらにおむつ替えの負担を減らすことができます。
おすすめ商品
コンパクトベッド ツーオープン小型【ホワイト】
ベッドの幅が約68cmのコンパクトサイズベビーベッド
1才頃まで使用できるベッド幅約68cmのコンパクトサイズベビーベッド。置き場所を取らないので、お部屋のスペースを有効活用できます。
このサイズならドアを楽に通れるので、日中はリビング、夜は寝室といった使い方も出来ます。
たっぷり&丈夫な収納スペース!
床下のスペースは広くて高さもあるので、紙おむつなど赤ちゃんグッズをたっぷり収納できます。丈夫なつくりにもこだわりあり。耐加重約20kg!
おすすめ商品
アンパンマンメリー
アンパンマンが赤ちゃんの眠りとやすらぎをサポートする可愛いメリー。
メロディ・光・カラフルなキャラクターが赤ちゃんの好奇心を刺激!
赤ちゃんの泣きやませサウンド搭載で育児をサポート。(赤ちゃんが落ち着く効果があるホワイトノイズ音でぐずりを解消)簡単な組み換えでフロアメリー、ベッドメリーの使い分けが可能です。
さいごに
赤ちゃんが生まれると、しばらくは家族が赤ちゃん優先の生活となってしまいますよね。そんな中、もしかしたら上の子は「さびしいなぁ…」と感じているかもしれません。
私たちはベビーベッド製造メーカーとして、ベビーベッドをうまく活用していただき、「頑張らない子育て」に貢献したいと考えています。このコラムでは、これからもママのお役に立てるようなベビーベッドの活用方法や実例等もご紹介していきますので、他のコラムもぜひお時間がある時に読んでみてくださいね。