赤ちゃんの成長には個人差が大きく、ハイハイの時期、歩き出す時期、話し出す時期などはまさに十人十色。しかし他の子を見ると、どうしても我が子の成長速度が気になってしまうものです。
そこで今回は、早く話し始める子の特徴と、言葉を教えるために親がやるべきことについて解説してみたいと思います。
赤ちゃんはいつから話すの?
まず赤ちゃんが「話す」ということは、どんなことを指しているのでしょうか?
新生児は「泣く」ことで周囲の大人とコミュニケーションを取りますが、これは話すとは言えないでしょう。
生後3ヶ月ごろから、喃語(なんご)を口にし始めます。最初は「あー」とか「うー」というだけですが、徐々に身振りを使って長めの言葉を使うようになります。これも話すとは言わないと思います。
1歳前後から、大人の話しに反応を示し自分でも簡単な単語を口に出すようになります。この「単語を話し始める」段階を、一般的には話し始めと認識している方が多いと思います。
さらに1歳半ごろから「ママ」「パパ」などの、意味のあるいくつかの言葉を覚えていきます。また「二語文」と呼ばれる、「ママ、バイバイ」「ブーブー、きた」などの短い文章を話し始めます。
とはいえこれは目安で、1歳半でもぜんぜん喋りださない子もいます。ブログの筆者の私も、実は1歳半までまったくしゃべらない子でした。しかし発達が遅かったわけでも、学校の勉強に遅れが生じたわけでもなく、普通に成長して大人になっています。
「目安」の時期を提示されると、どうしても遅れが気になる方は多いと思いますが、個人差が大きいということをぜひ覚えておいてください。
赤ちゃんが最初に話す言葉
最初に意味のある言葉を話し出す場合、多くは「ママ」「パパ」や「バーバ」「ブーブー」「まんま」など、一番身近なものの場合が多いと思います。
ちなみに、筆者の上の子の最初の言葉は「ゆーちゅーぶ」でしたw 聞き間違いかなと思ったのですが、youtubeを見せるまで「ゆーちゅーぶ」と繰り返していたので、間違いありません。
赤ちゃんが最初に話す言葉は人それぞれであり、環境によって異なるようです。
早く話しだす赤ちゃんの特徴
ある研究によると、平均よりも早く話し出す赤ちゃんにはいくつかの特徴があります。まず周囲の人々と接触を通じて、多くのことを学びたい、という欲求が強いと思われます。そしてこのような赤ちゃんの多くは、外交的で好奇心旺盛な性格を持ち合わせていることが多いようです。
もちろん成長するに連れて人格は形作られますから、生まれつきの特徴がどの程度影響するかは断定的には言えません。しかし周囲とコミュニケーションを取りたいという欲求が強いことは、学習能力などに好影響を与える可能性があります。
言葉を覚えるために親ができることとは?
たくさん話しかける
赤ちゃんが話すようになるのを促すには、親とのコミュニケーションが非常に重要です。歌を歌ったりすることも有効だと言われています。赤ちゃんに向かって話しかけるときには、視線を合わせて信頼感を高めたり、リアクションを見ながら話しを続けると効果的です。
言葉を教える
赤ちゃんが単語を覚えるように、食べ物や動物などの名前を教えることも有効だと言われています。また覚えやすいように、同じ言葉を繰り返すこともおすすめです。
経験を増やす
赤ちゃんが新しい経験をすることは、言語能力の発達に役立ちます。新しいものや場所、人などに触れさせることで、周囲の環境により興味を持ち、「話したい」という欲求が育まれます。
読み聞かせをする
読み聞かせは赤ちゃんの発達に大きな効果があります。たとえば認知能力や想像力を発達させ、新しい言葉を覚えたり、親子の信頼を高める効果もあります。このような複合的な効果は読み聞かせならではの特徴です。当然、言葉の発達を促す高い効果も期待されます。
さいごに
今回は、言葉を話しだすのが早い子の特徴と、言葉を覚えさせるために親ができることを解説しました。面白い内容だったでしょうか?1つでも参考になる点があれば幸いです。
当ブログでは、今後もママさんや赤ちゃん(特に新生児)のための役立つ情報を定期的にアップしていきます。もし解説してほしいことや、疑問・質問などがありましたら、ぜひご意見をお寄せください。