初めての妊娠、出産を控えるママにとって、何を準備していいか分からないという方も多いと思います。そんな方のために、賢く無駄なくベビー用品を揃えるための解説をしていきたいと思います。今回はベビーカーについてお話します。
赤ちゃんを迎えるために準備しておくもの
初めての子育ては分からないことがいっぱいです。そんな時に検索して情報を調べると、いろいろなサイトに、「出産前に準備しておくべきものリスト」などといった赤ちゃん用品の一覧が紹介されています。
よく書かれているのは以下のようなものです。
- チャイルドシート
- ベビーカー
- 抱っこひも
- ベビーベッド(ベビー布団)
- おむつ・おしり拭き
- 肌着・ガーゼ
- お風呂セット
などなど
細かく調べていくと、まだまだ出てきます。確かにこれらのベビー用品は、ほとんどの方が使うものです。しかし出産前に絶対に買い揃えておく必要があるかというと、必ずしもそうとは言い切れません。
例えばチャイルドシートは、車で移動することがなければ使う機会はありません。ベビーベッドも、生活スタイルや家族構成などによっては必要ないケースもあります。
※ベビーベッドについては何度も解説していますので、別のコラムも参考にしてみてください。
社長が答える「ベビーベッドが必要ないのはどういう時?」への正直な回答
社長が答える「ベビーベッドがあった方が良いのはどういう時?」への正直な回答
ベビーカーについては、「買って当然」と思われているママさんがほとんどで、「いるかいらないか」を検討する機会も少ないと思われます。しかし、生活スタイルによっては使わない方も意外と多いようです。
ベビーカーを使わない理由
抱っこしたまま移動するのは想像以上に大変です。そのため赤ちゃんを連れて買い物にでかけたり、お外に出かけるときには、ベビーカーがあると便利です。しかし考えてみると、パパママが子供の頃には、今ほどベビーカーは使われていなかったと思います。昭和のベビーカーは、あったとしても簡素な作りのものが多く、それでも立派に子育てできていたということは、おむつや肌着のような「必需品」というわけではないということです。
街に出て周りを見渡すと、ベビーカーを押しているママを見かけることは多いですよね。すると自然に「赤ちゃんが生まれたらベビーカーを用意する」ことが刷り込まれているかも知れません。しかし実際にベビーカー無しで子育てをしているママはたくさんいます。ではベビーカーが必要ないケースには、どのようなものがあるのでしょうか?
人混みの移動が大変
基本的にベビーカーは長い距離を歩くことが前提だと思います。しかし地方に住んでいる方や車移動が中心の方は、目的地まで車で移動してしまうことが多いため、そもそもベビーカーを使うシーンがあまり登場しません。
また電車移動が中心の方も、ベビーカーを使うとどうしても場所を取ってしまうので、電車でベビーカーを使う機会は少ないと思います。特に人の多い時間帯では、ベビーカーで移動するのは事実上かなりの困難を伴います。混雑した駅内を移動するだけでも、他人の足を踏んでしまったり段差でつまづいたりと一苦労です。
エレベーターまで移動してもなかなか乗れず、電車内では他の人がベビーカーを潰してしまわないように守ることになります。そんなママの苦労を知ってか知らずか、邪魔だということで注意されることもしばしば。また単純に、駅構内を移動するのが危険だという問題もあります。このようなことを経験すると、ベビーカーを押したまま公共交通機関を利用することも減っていきます。
またスーパーや駅ナカなどでも、ベビーカーを押して買い物をするのは大変です。人が少ない場所ならいいのですが、混雑してくると移動するだけでも気を使います。
抱っこひもを使う
ベビーカー不要派の一番の理由は、「抱っこひもを使うから」です。抱っこひもとは、赤ちゃんを抱っこする時に使う紐(帯)のことですが、今では非常に高機能な抱っこひもも販売されています。
20年ほど前は、肩からたすきのようにかけて、ハンモック状に赤ちゃんを抱えるスリングなども流行りましたが、今ではさらに高機能な、主に海外製の抱っこひもが主流になっています。ちなみにスリングなどの抱っこひもは、赤ちゃんを不自然な格好で長時間固定してしまいがちなため、股関節などに負荷がかかることが懸念されることもありました。
また抱えるママの方も、片方の肩に負担が集中してしまうのがネックでした。しかし最近の高機能な抱っこひもは、肩と腰に重さを分散することでママの抱っこの負担を大幅に軽減してくれます。そのため、ちょっとしたお出かけをするときには抱っこひもで十分かも知れません。最近では、「横だっこ」「対面だっこ」「前向きだっこ」「おんぶ」の4つの使い方ができる4way抱っこひもなども注目されていて、さらに進化を続けています。
スキンシップ
赤ちゃんをベビーカーに乗せて運ぶのは、ママにとっては非常に楽です。しかし実は大きなデメリットが1つあります。それがスキンシップが減ってしまうということ。
ベビーカーは基本的には前(進行方向)向きに使うので、ベビーカーに乗っている間は赤ちゃんとママはコミュニケーションを取ることができません。または極端に減ってしまいます。もちろん、対面式ならベビーカーに乗った赤ちゃんの顔を見れるので、話しかけたり、様子を見て安心することはできます。しかしまだ視力が完全ではない赤ちゃんにはママの細かい表情までは見えず、また会話をしたりぬくもりを感じることもできません。
赤ちゃんとママのスキンシップは、お互いの幸福感を高め、信頼感を作ることに役立ちます。また免疫力や自立能力を向上させたり、自閉症などの症状を改善する効果も期待されています。赤ちゃんの頃のママとのスキンシップは、自己肯定感や自信につながり、長い人生において恋愛や仕事などにも大きな影響を与えます。赤ちゃんとのスキンシップを重視するなら、ベビーカー選びも慎重にする必要があるでしょう。
使う期間が限られている
生まれてすぐの時期は、ベビーカーはあまり使いません。1〜2ヶ月ごろまでは、お外に出かけることも少ないからです。お出かけすると言っても、近所のコンビニやスーパーにお買い物に行くか、1ヶ月検診などで病院に行くくらいでしょう。このようなちょっとしたお出かけは、抱っこひもでも問題ありません。
最もよくベビーカーを使うのは、生後3ヶ月〜1歳ごろだと思います。その後は少しずつベビーカーを使わずに、手をつないで歩けるようにもなります。すると約10ヶ月間程度がベビーカーを主に使う期間だということになります。
嫌がる子も
ベビーカーに静かに座ってくれると移動も楽なのですが、赤ちゃんの中にはベビーカーを嫌がる子も一定数います。ベビーベッドでも同じことが言えるのですが、ベビーカーに座らせた途端に泣き出してしまう子もいるようです。せっかく購入した高価なベビーカーを、ほとんど使わずに捨ててしまうのはもったいないですよね。
収納に困る
ベビーカーを置いておくにはそれなりに大きなスペースが必要になります。保管場所として便利なのは玄関ですが、家の出入りにどうしても邪魔になってしまいます。備え付けの靴箱のサイズによっては、棚板を外して収納できることもありますが、実際は車のトランクに置きっぱなしの方が多いのではないでしょうか。いずれにしてもコンパクトに畳めるベビーカーだと便利ですね。
処分に困る
赤ちゃんがベビーカーを卒業すると処分が大変です。次のお子さんの予定があるかないかによっても違いますが、多くのご家庭で押入れにしまったままホコリを被ってしまうことになります。
レンタルという賢い選択
「使わなかったらどうしよう…」
「高機能なのが欲しいけど予算が…」
「収納や処分に困る…」
実はここで取り上げたようなベビーカー購入の心配を解決できるのが、ベビーカーのレンタルという方法です。皆さんはベビーカーをレンタルできること、知っていましたか?おそらく、ほとんどの方は考えたこともなかったと思います。
お得な価格
ベビーカーのように数ヶ月から数年しか使わない商品で、購入すると高い費用がかかるものは、実はレンタルに向いているのです。メーカーや種類によりますが、赤ちゃん用品の専門店などに行くと、おすすめのベビーカーは5万円以上します。
海外製の高いものになると、10万円近くするモデルもあります。でもせっかく買ったけどほとんど使わず捨てることになったら、お金がもったいないですよね。しかしレンタルなら、費用は月々数千円です。これなら費用負担もかなり小さく抑えられます。
※当サイトのベビーカーの場合、6ヶ月レンタルで1ヶ月あたり2,000円前後ですべてレンタルできます
収納や処分に困らない
購入すると簡単に処分できませんから、置き場所に困ることになってしまいます。その点レンタルであれば、気軽に短い期間だけ借りて、必要なくなったら返却すればいいのです。
借り換えという選択も
機能面を重視したタイプか、それとも持ち運びしやすい軽量タイプか、購入するとなるとかなり迷うポイントですよね。でもレンタルなら、まずリクライニング機能などを重視したベビーカーを借りておいて、成長とともにコンパクトなタイプに借り換えるということもできます。費用負担も軽いので、必要なら2タイプ借りてしまうのも手です。
安全で衛生的
レンタルだと、ちゃんとしたものが届くか心配ですよね?その点は弊社の場合であれば安心です。もともとベビーベッドの製造メーカーでもありますので、自社工場でプロの作業員が細かく手作業でチェックし、不備を点検・修理しながら、洗浄・消毒いたします。新品のようにきれいな状態でお届けするように心がけていますので、安心して衛生的にお使いいただけます。
※クリーニングや点検・修理の状況は各レンタル会社の方針をご確認ください。
おすすめのベビーカー
ベビーカーといっても、機能性を重視したタイプから、軽さやコンパクトさを重視したタイプまで幅広い種類があります。簡単に分けると、A型とB型の違いがあります。誤解を恐れずに大まかに説明すると以下のとおりです。
・A型:リクライニング機能が付いている、生後1ヶ月頃から使えるものもある
・B型:リクライニング機能が付いていない、腰が座る生後7ヶ月頃から使える
・バギー:B型よりも簡易的なベビーカー
概ねこのように理解していれば問題ないと思います。
では最後におすすめのベビーカーをご紹介したいと思います。
シティライトR アップ
まずはGRACO製の「シティライトR アップ」をご紹介します。生後1ヶ月頃から3歳頃まで(体重15kg以下)使用できます。片手で持てる重さと、赤ちゃんを抱っこしたまま片手で畳めるワンタッチ開閉機能が付いています。畳むとそのまま立てておけるので、邪魔になることもありません。
またハイシートタイプなので、載せおろしの時にも負担が少ないのもGOOD。赤ちゃんとママの距離が近くなるので、コミュニケーションを取りやすくなっています。シートが高いのでシート下の収納もたっぷり大容量です。赤ちゃんと一緒にスーパーにお買い物に行く時にも便利ですね。さらに夏にうれしい、UVカット機能もついています。高機能で人気の、おすすめのベビーカーです。
カルーンエアーAB
この商品はAprica製の、3.9kgと超軽量なベビーカーです。生後1ヶ月頃から3歳頃まで(体重15kg以下)使用できます。
5kg以下が多くの女性が片手で持てる重さになってきますので、4kg以下というカルーンエアーABの軽さに驚かれると思います。階段や電車・バスの乗り降りも楽にできます。車のトランクへの載せおろしも簡単なので、ぜひお出かけにお使いください。道路の熱をカットする「Wサーモメディカルシステム」という機能がついていますので、夏の暑い時期には特におすすめです。
メチャカルハンディ エッグショック DF
こちらはCombi製の大人気シリーズ「メチャカル」です。生後1ヶ月頃から3歳頃まで(体重15kg以下)使用できます。
重さもカルーンエアーABとほぼ同等の超軽量で、4.2kgしかありません。ハイタイプなので、ママと近い距離で赤ちゃんを見守ってあげることができ、お互いに安心感があります。またリクライニングが125°〜170°まで調節でき、ほぼ水平の状態で寝かせてあげることもできます。
さらに赤ちゃんの頭を衝撃から守る「エッグショック」機能を搭載しているので、赤ちゃんにとっても心地よく、そして安全に移動させてあげることができます。
エルゴ ベビーキャリア
言わずと知れたエルゴの抱っこひも(ベビーキャリア)です。今回はベビーカーの紹介ですが、抱っこひもがレンタルできるということをご存じない方も多いので紹介させていただきます。この抱っこひもは、パットの入ったベルトが腰を支えてくれて、重さを絶妙にバランスよく分散してくれます。
そのため負荷を一点に集中させることがないため、楽に抱っこをすることができます。抱っこひもも購入する場合はかなり高額になるため、レンタルを賢く利用していただきたい商品です。
さいごに
今回はベビーカーの必要性と、レンタルでおすすめのベビーカーをご紹介しました。参考になりましたでしょうか?抱っこひもも便利ですが、ベビーカーと抱っこひものどちらにもメリットとデメリットがありますので、ぜひ賢く使い分けてください。
レンタルならベビーカーを購入する時のデメリットも解消されますので、欲しいベビーカーがあればレンタルできないか検討してみてはいかがでしょうか。もし今回の記事を読んで分からない点などがありましたら、お気軽にぜひご相談ください。