当サイトは、ベビーベッドを製造しているヤマサキが運用しています。しかし実はベビーベッドだけでなく、様々な種類のベビー用品もとても好評をいただいております。今回は中でも人気のベビースケールについて解説したいと思います。
ベビースケールとは?
ベビースケールとは、簡単に言うと赤ちゃん用の体重計です。
ベビースケールの目的
ではまず、赤ちゃん用の体重計の目的とは何なのでしょうか。
母乳を飲んだ量を量る
生まれたばかりの赤ちゃんは、1回で5〜7g程度しか母乳を飲みません。というのも、胃の容量が5〜7mlしかないためです。
赤ちゃんに母乳をあげても、ちゃんとお腹いっぱい飲んでくれたのか分からないこともあります。赤ちゃんに聞くわけにもいかないですから、ベビースケールで量ってあげる必要があるのです。
ちなみに、母乳はママによって量はまちまちです。豊富に出る方もいれば、途中から出が悪くなる方もいます。また最初から母乳が少なめだというママも一定割合で存在します。
通常赤ちゃんはお腹いっぱいまで飲んだら、おっぱいを離します。しかし生まれたての赤ちゃんは、お腹いっぱいの目安が自分では分かりません。そのため飲みすぎて吐いちゃうこともよくあります。
げっぷをさせようとしたら吐き戻してしまうことも、珍しくありません。また最初はおっぱいを吸う力も強くないので、ちゃんと飲めているか不安になることもあるでしょう。
授乳時間がかかりすぎるという赤ちゃんや、授乳してもすぐに泣き出しておっぱいを欲しがる赤ちゃん、またおしっこの回数が少ない赤ちゃんなどの場合は、ぜひベビースケールで飲んだ母乳の量を計測してみてください。適量を飲めているかどうか、ベビースケールで計測するとひと目で分かります。
ちなみに当サイトで取り扱っているベビースケールは、2〜5g単位の精度で体重を量ることができます。この精度なら、赤ちゃんの飲んだ母乳の量を正確に知ることが可能です。もし不足していれば、粉ミルクで補うなどの対策もできます。
産院さんによっては、母乳を与える前に体重を量って、おっぱいを飲ませてから再び体重を量って母乳の量を確認するところもあります。そのときに飲んだ母乳の量が少なすぎた場合は、追加でミルクを赤ちゃんに与えるという指導をしてくれるところもあるようです。退院して家に帰ってからも、ベビースケールがあればそれを継続していけるので、不安なく赤ちゃんの成長を見守ってあげることができますね。
また特に夏の時期に注意したいのが、脱水です。乳幼児は脱水の危険性が高く、こまめな水分補給が必要です。ベビースケールで体重管理をすることも大事ですが、元気がなくぐったりしているなどの症状が見られたら、脱水に陥っている可能性があります。十分な水分や栄養を与えてあげるのが前提ですが、もし発熱や嘔吐などの症状が見られたら、すぐに病院へ受診するようにしましょう。
体重の変化を確認
ちゃんと母乳やミルクを飲めていれば、成長して体重が増えていくはずです。しかしいつも間近に見ていると、赤ちゃんがどれだけ大きくなっているのか、なかなか感覚だけではわかりにくいものです。そこで成長の速度を正確に確認するために、体重を毎日量ることをおすすめします。
もし母乳が不足しているかもしれないと感じたら
赤ちゃんは日々体重が増加していきます。目安としては、3ヶ月までは1日30gほど、4〜6ヶ月までは1日20gほどだそうです。
※出典:くらしげ小児科
最初の1ヶ月で1kgほど体重が増える赤ちゃんが多いのですが、順調に成長していれば1日あたり30gは増えていく計算になります。これが、1日あたり15g以下の場合は、体重増加不良ということになります。お医者さんと原因を探りながら、対策をしていくことが必要です。
体重増加不良の原因の1つが、母乳の不足です。母乳は様々な理由で不足してしまいます。
授乳の回数
母乳は、授乳をしないと身体が十分な量を生産しなくなります。そうすると結果として母乳不足につながります。夜中の授乳は大変なので、ミルクで済ませているというママも多いですが、実は夜中は母乳の生産時間なので、できるだけ母乳を飲ませるようにしましょう。ミルクを飲ませることで、母乳の量が減るというケースも珍しくありません。
水分不足
言うまでもなく母乳はママの身体で作られます。しかしママの水分が不足していると、材料がないので母乳が作られません。授乳期間中は、赤ちゃんが飲む水分もプラスして、いつもより多めに水分を摂るようにしましょう。
栄養不足
水分と同じく、母乳を作る材料がなければ母乳は不足してしまいます。ママは忙しいため、どうしても十分な食事が摂れず栄養不足に陥ってしまうケースがあります。ママが栄養不足かなと感じたら、サプリなども使ってできるだけ栄養不足の状態にならないように心がけてください。
睡眠不足
母乳はママが元気でないと十分に作ることができません。特に睡眠不足は要注意です。確かにママは誰もが睡眠不足を抱えています。しかし同じ睡眠時間でも、睡眠の環境や周りのサポートなどによって睡眠の質を高めることはできます。赤ちゃんのお世話で睡眠が途切れてしまうことは仕方ないですが、できるだけ長い時間、深い睡眠をとるように工夫したいところです。
できる工夫としては、パパが子守をしてもらっている時や、赤ちゃんがお昼寝をしている時などに睡眠をとるという方法もあります。短い時間でも睡眠がとれると、それだけ睡眠不足の解消につながります。
またママの睡眠時間を確保するには、ねんねトレーニング(通称:ねんトレ)という方法もあります。ここではねんトレについては詳述しませんが、どうしても睡眠が不足しているというママにはおすすめの方法です。
※ねんねトレーニングの解説
体質
十分な水分や栄養の補給、質の高い睡眠、授乳の回数を増やすなどをしても、どうしても母乳が不足してしまうこともあります。そういう場合は、もしかすると体質が主な原因かも知れません。できれば母乳で育ててあげたいと考えているママも多いですが、そんなときは、母乳にこだわりすぎず、ミルクで補ってあげることも必要かもしれません。
ベビースケールに求められる機能
ベビースケールは大人用の体重計とは違います。では具体的にどこが違うのかを見ていきましょう。
精度が細かい
一般のご家庭にある体重計は、大きく2つに分かれます。乗ると針が動いて体重を示してくれるアナログ式の体重計と、数字で体重を表示してくれるデジタル式の体重計です。
赤ちゃんの場合大人と比べてとても軽いので、大人用のアナログ式の体重計は赤ちゃんの正確な体重を量るには不向きです。とは言え、デジタル式の体重計なら良いかと言うと、そういうわけでもありません。大人用のデジタル体重計の多くは、100g単位までしか表示されません。大人ならそれでも問題ないのですが、赤ちゃんの体重を量るのには問題があります。100g単位の精度では、ベビースケールの機能としては不十分なのです。
赤ちゃんの日々の成長はごく僅かです。その微妙な体重の変化を知ることができなければ、ベビースケールの意味がありません。母乳の量まで計測しようとすると、できれば5g単位の精度を持ったベビースケールがおすすめです。
当サイトでは、2g単位と5g単位で量れるベビースケールがありますが、一つの目安として、体重が3,000g以上なら5g単位で良いと思われます。逆に、3,000g未満の新生児や、母乳量を正確に量りたい方、また病院で毎日体重を量るように言われている方は、2g単位で量れるベビースケールがおすすめです。
清潔を保てる
ベビースケールの重要な点が、清潔だということです。大人は体重を計る時に、体重計に足を乗せます。しかし赤ちゃんは体ごと体重計に乗せることになります。そのため体重計は清潔な状態に保っておくことが必要になります。乳児皿を取り外して洗えるタイプがおすすめです。
バックライト付き
これは必須ではありませんが、できればバックライトが付いていると便利です。というのも、夜に赤ちゃんが寝ている時やウトウトしている時に体重を量りたい時、バックライトが付いていないと明るさで赤ちゃんを目覚めさせてしまうかもしれないからです。赤ちゃんのためにもバックライトが付いている機種がおすすめです。
転倒防止機能
ベビースケールは大きい商品ではありません。しかし、万が一赤ちゃんが転げ落ちてしまうと、思わぬ怪我にもつながりかねません。何はともあれ、赤ちゃんには安全が一番です。その点で言うと、転倒防止機能が付いている機種なら安心です。体重計の上である程度赤ちゃんが動いても、安全に体重を測定することができます。
授乳量が確認できる
ベビースケールを使う目的の一つが、授乳量の確認です。確認する方法としては、授乳の前と後の体重差をご自分で差し引きすれば授乳量は分かります。しかしベビースケールの中には、ボタンひとつで授乳量が確認できる機種もあります。毎日のことなので、できれば授乳量の確認機能がついているものがおすすめです。
ベビースケールのレンタル期間
体重管理をする場合、目安としては6ヶ月検診くらいまで記録していくのが良いと思います。順調に成長していれば、後はそこまで細かく体重を管理しなくても、大丈夫ではないでしょうか。実際に、当サイトでレンタルされる方で多いのが、母乳の量を量る目的の方は3ヶ月程度、体重管理が目的の方は6ヶ月程度です。
また当サイトでレンタルできるベビースケールの内、2g単位で量れる機種は、高いものでは購入すると10万円程度の費用がかかってしまいます。確かに赤ちゃんのために必要なものではあっても、それだけの料金はなかなか手が出ないという方も多いのではないでしょうか。
しかも、ベビースケールは使ったとしても数ヶ月です。このように高額で、試用期間の限られる商品は、レンタルが便利です。
おすすめのベビースケール
①デジタル体重計(2g)
②デジタル体重計(5g)
③高精度ベビースケール
さいごに
いかがだったでしょうか。ベビースケールの機能や目的の他、母乳不足の解消などについても解説しました。ベビースケールは、新生児から生後半年くらいまでは、ぜひお手元に置いて活用していただきたい商品です。当サイトでベビーベッドに次いで人気の商品でもあります。売り切れになりやすい商品でもありますので、もし興味を持たれた方はぜひお早めにお求め下さい。