出産を終えたママの体には、大きなダメージが残っています。赤ちゃんが増えるので環境が大きく変化する上、ホルモンバランスも乱れるため精神的にも負担が大きな時期です。そんな時、身近な大人としてパパの役割が重要になります。今回は、産後のママのためにパパがやるべきことをご紹介します。
1、ママの一人時間をつくる
産後ママのためにパパがやるべきことのトップは、ママの一人時間をつくることです。正直、これができていないパパが多すぎますw。子供と遊んでさえいれば自分を「イクメン」だと思ってしまっているパパも多いかも知れませんが、それは違います。
ママに対するアンケートでも、パパに「子どもと外出」してほしいという声が多いのが分かります。
一人の自由な時間が持てることは、それだけママにとっては重要なのです。
男性のみなさんに質問します。
ママに自分の時間を作ってあげられていますか?
もちろん食器洗いや料理、風呂掃除など、家事の手伝いでも少しはママの負担を軽くしてあげることができるでしょう。でもそのときも赤ちゃんのお世話は続けているはずなので、自由に使える時間とは言えないのです。ママがホッと一息つけるのは、パパが赤ちゃんのお世話をしてくれている時だけです。
できれば毎日1時間でもパパが赤ちゃんをみてあげることで、ママに自由な一人時間を作ってあげましょう。平日は忙しくて無理だという方は、休日に子どもと外出したり、逆に家で家事と赤ちゃんのお世話をすることで、まとまった時間を作ってあげることもおすすめです。
赤ちゃんと二人で出かけると、パパと赤ちゃんの関係性を深めることにもつながります。ママの大変さを実感して、感謝の気持ちを持てるようになるかも知れません。これまで知らなかった子育ての難しさや楽しさに気づけることもあります。ママが自由にできる一人時間を作ることは、ママだけでなくパパにも赤ちゃんにもいい影響があるのです。
ただ、「一人の時間がほしい」とは、ママ本人からは言い出しにくいものです。パパが察して、率先して提案してあげてください。きっと、効果テキメンです!
出典:『男の「ちょいカジ」マニュアル』 パパにやってほしい家事ベスト10!
2、お風呂に入れる
生後間もないうちは沐浴をすることになりますが、ここはパパの出番です。片手で頭を支えながら、水が入らないように耳の穴を塞ぐことができるのは、手の大きな男性の方が簡単なはずです。
お着替えなども含めて10分から長くても20分程度で済むはずなので、忙しいパパでも毎日やることができるでしょう。沐浴を卒業して一緒にお風呂に入るようになっても、パパがお風呂は担当するようにしましょう。
パパがお風呂に入れることで赤ちゃんとコミュニケーションをとることができますし、ママには一人でゆっくりとお風呂に入ってもらうこともできます。
3、寝かしつけ
お風呂より少し難易度が高いかも知れませんが、パパが寝かしつけできればママの負担を少し軽くできます。しかし寝かしつけは、パパが苦手な子育て項目でもあります。例えば、洗濯やお風呂掃除などの家事は、お手伝いはそれほど難しくありません。自分が頑張れば、所定の時間で確実に済ませることができるからです。
しかし寝かしつけは子どもが相手。ぐずって寝てくれないこともあれば、ギャン泣きして暴れてしまうことだってあります。そういう時に、すぐにママに助けを求めていてはママの負担は減りません。
寝かしつけというミッションをコンプリートさせる意識で、長期戦を覚悟して臨みましょう。
まず肝に銘じておくのは、子どもはなかなか思ったように寝てくれないものだということ。あるアンケート調査によると、寝かしつけまで30分以上かかるのが60%、1時間以上かかるのが15%だという結果もありました。
ちょっと試してうまくいかなくても当然なのです。パパは日中お仕事モードで、家に帰るとゆっくりしたい気持ちも分かりますが、寝かしつけの間は赤ちゃんに集中しましょう。
ちなみに、どうしてもママの添い寝じゃないと寝てくれない赤ちゃんもいます。そういうご家庭には、添い寝用のベビーベッドもおすすめです。よかったらチェックしてみてください。
ツーオープンベッド b-side mini (ビーサイド ミニ)【ナチュラル】
お客様からの「夜の授乳は大変だから、ベビーベッドをママのベッドの横にくっつけて使いたい!」 というご要望にお応えして出来た、添い寝に最適なコンパクトベビーベッド(90×60cm)です。縦と横の1枠ずつが開閉できるため、抱きかかえやおむつ替えなどにも便利です。
スリーオープンベッド b-side DX(ビーサイド デラックス)【ホワイト】
標準サイズ(120×70cm)で添い寝ができるベビーベッドです。「デラックス」タイプなので、足元に加えサイドの両面がどちらも開閉します。パパとママのベッドの間に置いて使うことも可能になりました。気になる方はぜひ詳細をご確認ください。
4、子どもを叱る・ほめる
遊ぶのは他人の子どもでもできますが、子どもを「叱る」のは親だからこそできることです。規律や社会性を学ばせることは、子どもがひとり立ちするために欠かせません。良いことをしたらほめて、そうでない時は叱る、この当たり前のことがパパには求められています。
こどものやる気を伸ばすほめ方
子どもがまだ小さいうちは、「すごいね!」「えらいね!」というほめ方よりも、具体的にできたことをほめる方が良いです。ほめられると、赤ちゃんは見られているという安心感を持ち、そして自己肯定感が高まります。たくさんほめられた子は自信をつけて、やる気が伸びていきます。赤ちゃんはほめられるのが大好きなので、些細なことでもどんどんほめてあげるようにしましょう。
子どもの正しい叱り方
基本的に、赤ちゃんが小さいうちは叱る必要はありません。しかし少しずつ大きくなって行動範囲が広がっていくと、危険な行動を止めさせる必要も出てきます。そうしたら、しっかりと叱ってあげることは重要です。
叱るときは、感情的に「怒る」のではなく、怒鳴らず冷静に正しい行動を教えましょう。また叱って赤ちゃんが泣き出した時には、抱っこなどをして安心させてあげることも大事です。ほめ上手・叱り上手な親になって、子どもの力を伸ばしてあげましょう。
5、ゴミ出し
ゴミ出し担当のパパは多いと思います。しかし、出勤前にゴミ袋を出せばいいというわけではありません。ゴミ出しというミッションを完了するには、ゴミの分別・パンパンになった袋の入れ替え・回収日の完璧な把握などが必要になります。
もしゴミ出しが苦手なパパがいたら、お仕事の延長線上としてゴミ出しをお願いするのがコツです。男性の多くは自分が「有能」だと思われたいので、うまくやってくれたらほめてあげれば素直に喜びます。効率的にゴミ出しをできるようになるやり方を考え、自らやってくれるようになるはずです。
6、ママの話を聞く
育児に家事に日々追われているママは、体も心も常に疲弊しています。できることから手伝ってあげることも大事ですが、精神面でのケアも忘れてはいけません。男性はすぐに「解決策」を提示したくなりますが、ママが求めているのはまず話を聞いてもらうことです。子育て・家事のストレスも、少しは楽になるかも知れません。
パパは普段のママの頑張りを当たり前だと思わずに、常に感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。パパとママが仲良く、コミュニケーションが取れていることは、もちろん赤ちゃんにとってもプラスです。
7、家事代行サービス
1つ目でも書きましたが、ママは赤ちゃんが生まれたら自分の時間が全然取れません。パパが赤ちゃんの面倒や家事を担当することで、ママの自由な時間を作ることも重要ですが、時には「家事代行サービス」などを活用することもおすすめです。
家事代行サービスの方に聞いたところ、赤ちゃんがいるご家庭での利用はかなり多いようです。
なんとなく贅沢な気がして、真面目なママほど家事代行サービスなどは使わないかも知れません。
しかし、スポットで数時間お願いするだけなら、1万円前後で依頼できることもあります。赤ちゃんが小さいうちは、ママに休んでもらうためにこういったサービスを利用するのもいいのではないでしょうか。
もし近くにご両親や義理のご両親が住んでいれば、お願いするのも一つの手です。おじいちゃん・おばあちゃんにとっても孫と接する機会になりますので、思い切って頼んだら快く引き受けてくれるかも知れません。
他にも、ベビーシッターや託児所など、0歳の赤ちゃんでも面倒をみてくれるサービスは複数あります。パパだけでは難しいサポートも、このような専門家を頼ってみるときっと楽になりますよ。
まとめ
今回は、産後のママのためにパパがやるべきことをいくつかピックアップしてみました。このブログでは、産前・産後のママのために有益な情報をまとめて定期的にお届けしています。もし取り上げてほしい内容や、質問などありましたらお気軽にお問い合わせください。
参照:『プレジデントベイビー 0歳からの知育大百科 2021 完全保存版』